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SPシリーズで使われている箱の話


bluelightcut
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SPシリーズを作るにあたり他ラインとの区別化を図るためにパッケージも新たに製作することになりました。
革財布のパッケージでよく見かけるのが箱に薄い紙を貼った化粧箱のものではないでしょうか。
蓋型の選択肢もあったのですが、あえて形にこだわりスリーブ型のものを型から起こし専用箱を作成。
 

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ワイルド-FS-330kgという紙

この箱を作るにあたり最も重要なのはスリーブ部分の紙です。色はシンプルな「白が良いね」という話になり白の厚紙を探し始めましたが、厚さ1mm以上のものとなると表情があっても厚みのないものが多く国内の紙屋さんを徹底リサーチ。
そして見つけたのが紙の専門商社(株)竹尾様の紙でした。ワイルド-FS-330kgというパルプにコットンが35%配合された紙です。コットンが配合されているので、ふっくらとした仕上がりの質感になっています。活版印刷の特性が際立つ紙になっています。

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活版印刷の良さ

箱へのプリント方法は活版印刷と同じく銅版で作った版を圧力で押し付ける方法です。
印刷の主流である平版を使うオフセット印刷と違い活版特有の文字部分が凹み味わい深いものに仕上がっています。この紙と文字の凹凸こそが活版印刷の魅力的な部分で文字が力強く見えます。

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紙素材が持つ魅力

デジタルが主流の世の中になり印刷方法や紙などは注目されることも少なくなっていますが、使うたびに変化する革素材と紙は近いものがあるのではないでしょうか?
今や紙というとフェティッシュ(呪物(じゅぶつ)。物神)な物なのかもしれませんが、物作りには欠かせない一面だと思い紹介させていただきました。